Gunosy
IRコンサルティングによる
企業価値最大化のご支援
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- クライアント
- 株式会社 Gunosy
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- 市場
- 東証プライム(6047)
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- 業種
- 情報キュレーションサービス・その他メディア開発及び運営
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- 支援時期
- 2025年6月〜
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- 支援内容
- IRストーリー再構築、2025年5月期通期決算説明資料の作成
複雑なポートフォリオを再構築し、
投資家に伝わる形でストーリー設計から
デザインまで一気通貫で支援

今回のIR支援を弊社にご依頼頂いた当時、
どのような課題意識を持たれていましたか?
岩瀬:我々としても、今回の決算発表は過去最高に難易度が高く、特にポートフォリオの表現方法やセグメント開示の再編が大きな課題であると認識していた中で、自社のリソースだけでは多角化した事業を一貫した成長ストーリーとしてどう表現したら良いか整理しきれずにいました。木下さんには、これまで長年に渡り弊社を支援して頂いた中で、深い事業理解を踏まえて投資家が納得できる言語と図解に翻訳してもらえた点が大きかったです。
木下:Gunosyさんは事業推進力が非常に高い一方で、成長ドライバーが散在して見え「各事業の役割分担と資本配分の全体像」が投資家から直感的に理解しづらいのではという懸念がありました。そこをポートフォリオの再設計とキャッシュの循環構造を整理し、株主価値向上のFlywheelとしてわかりやすいビジュアルとセットで再構成し表現すれば、投資家の懸念は大きく下がるのではないかと考えていました。

弊社とのやり取りにおいて
印象的なエピソードはありますか?
岩瀬:私自身もコンサルタント出身ということで、どこまでを相手に依頼すべきか悩む部分があるのですが、木下さんはいい意味で常に領域外のところまで踏み込んでアドバリューをぶつけてきてくれるので、我々もそれに負けないように毎回のミーティングに臨んでいました。そのぶつかり合いが結果的にワンチームとしてシナジーを生み出したと感じています。
木下:岩瀬さんが最後の細部まで妥協されないので、こちらも「どこまで言えるか」「数字と表現の整合」「リスク開示の粒度」など、常に “投資家の視点”に立ってディティールまでこだわることを徹底して意識しました。
岩瀬:IR業務は、大切な株主の皆さまに対して正確な情報を開示しなければならない、絶対に失敗の許されない領域であると考えております。そのため、弊社においてもなかなか社員に一任することが難しい部分が多々ありました。
しかし、木下さんには長年にわたり伴走していただき、弊社の事業を深く理解していただいていることから、最終的には必ず高いレベルで資料をまとめてくださるという信頼があり、そのおかげで社員にタスクを任せ、成長機会を与えやすくなりました。現在では、岩瀬と木下さんとの個人的なやり取りに依存することなく、チームとしてしっかりと体制を組み、業務を回せるようになっており、結果的に弊社IRチーム全体の総合力が向上しているとも感じています。

今回のプロジェクトによって
得られた成果は?
岩瀬:「資料が洗練された」「事業全体の構造がつかみやすい」という投資家の声が増えました。また、社内でも “自分たちのどの事業がCFを生み、何に再投資されているか” の理解が進んだ実感があります。統一感のあるデザインがブランドイメージにも寄与し、採用面でもプラスに作用していますね。
木下:IR資料を更新していく中で、インナーブランディングや採用面でもいい影響があったという話はしてくださいましたよね。社員からも会社の事業戦略が理解しやすくなったという声が上がったとも伺っており、我々としてもうれしかったです。
