SHE
資金調達・採用における
企業価値の最大化支援
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- クライアント
- SHE株式会社
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- 市場
- 未上場
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- 業種
- 女性向けオンラインキャリアスクール事業
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- 上場時期
- 2022年(資金調達準備期間)
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- 支援内容
- 資金調達資料作成、中期経営戦略策定支援、採用PR支援
上場を見据えた資金調達と
ハイレイヤー人材の獲得
女性向けのWEBデザイン等のキャリアスクールを展開するSHEは、IPOを視野に入れた事業拡大を計画していました。投資家への説明ストーリーの基本骨子は作成していたものの、いかに成長可能性を「説得力のある形で」伝えるかが課題でした。
加えて、組織規模の急拡大に伴い、幹部クラスのハイレイヤー人材を採用する必要があり、そのためにも次フェーズの戦略を社内外に一貫性のあるストーリーとして発信することが求められていました。
つまり、「資金調達」と「採用」を同時にドライブできる成長ストーリーが必要とされていたのです。

資金調達をモメンタムとした
戦略的な採用PR支援
女性の社会進出を支援する
インパクトスタートアップ
長期間にわたる対話を通じて、抽象的だったビジョンを具体的な中期経営戦略に落とし込みました。その上で、資金調達・IR・採用といった複合的な要件に対応可能な資料・マテリアルを制作。
戦略のコアとしては、単に「女性向けオンラインキャリアスクール」だけではなく、「女性の社会課題解決を担うインパクトスタートアップ」 としての位置づけを明確化した点が大きな差別化ポイントとなりました。
シリーズB18億円の資金調達成功と
組織規模を2倍にする成長を実現
シリーズBで18億円の資金調達を成功させ、スタートアップの資金調達リリースのベストプラクティスを創出しました。X(旧Twitter)のトレンドやYahoo!ニュースにも掲載される話題性を獲得し、組織規模を約2倍(60-70名→150名)へと拡大することに成功しました。さらに、制作した資料により社内の目線統一も実現し、ビジネスリテラシーの高い人材の採用にも大きく貢献しています。
中期経営計画を軸にした
全方位の採用PRで、
組織規模を2倍の150名へ

プロジェクトを実施された背景と
LENZ&Co.(旧KINOCOS)を選んで
いただいた理由を教えてください。
五島:当時はさらなる事業拡大のために資金調達に動こうとしているフェーズだったんです。投資家に対して説明する大枠のストーリーはあったのですが、いかに魅力的に伝えるかが最大の課題でした。また、資金調達は会社にとって大きなニュースになり採用や社内の活性化につながるため、次のフェーズの戦略を作ったうえでそれを社内外に発信し共通認識を作っていくことが大事だと思っています。そのために、情報の整理や勘所を一緒にカタチにしていけるパートナーを探していて、知人経由の紹介で代表の木下さんを知っていたLENZ&Co.さんに依頼したのが背景です。IRに対する経験と知識があり経営陣と対話できて、デザインも含めて形にしてくれるところに魅力を感じました。
また、LENZ&Co.さんはデザインとコンサルのケイパビリティが一体化しており、ディレクターの木下さんを中心にファイナンス・デザインの領域で実力あるメンバーを集めて体制を組んでいて、実績も豊富でわかりやすかったんです。

案件完了までの過程で印象に残っている
こと/エピソードはなんでしょうか?
五島:見せ方やストーリーのリファレンスが豊富でイメージをわかりやすく共有していただけるところが魅力的でした。「ここは資金調達うまくいったので…」と、単なるアウトプットではない裏側の情報も含めて事例を見せていただけて。「こういう風にするのはどうですか?」といった形で、議論を提案ベースでリードしながら進めていただけましたよね。弊社はビジョンがやや抽象的なので、LENZ&Co.さんとの議論もかなり長期間にわたってしまいました。ご迷惑をおかけしたところもあったかと思いますが、普通の支援会社だったら頓挫していたかもしれないような状況で、粘り強く対話を続けていただけたんですよね。
また会社としての特性上、弊社はかなりデザインにこだわっているので、クリエイティブにこだわる社内のデザイナーと意見が食い違う局面もありましたが、LENZ&Co.さんは事業の成果へのコミットというこだわりは持ちつつも、あくまで共創するスタンスをとっていただけたのもありがたかったです。

今回のプロジェクトによって
どのような成果が得られましたか?
五島:実は、資金調達の初期段階は元々あった資料である程度進行できました。ですが、「もう一歩」の調達を行うフェーズでデザイン含めてクオリティが高い資料があったのは本当によかったです。
そして、何よりも採用ピッチとしても活用できたことも大きかったです。実はSHEの組織は当時と比べて約2倍(60名~70名→150名)になりました。あの資料のおかげでぶれない説明ができるようになり、採用の質を変えるために非常に良いインパクトがありましたね。いちスタートアップの資金調達リリースでありながら、Xのトレンドや、Yahoo!ニュースにも載りました。スタートアップの資金調達リリースの一つのベストプラクティスを作れたと思っています。

現在のビジネス状況と
今後の展望/チャレンジを教えてください。
五島:IRと資金調達、採用の面できっかけを作れたので、今後それを形にしていくフェーズ。今回のプロジェクトで集まった資金と人を活かして事業を拡大していきます。
